それぞれの党の選挙の実務者の方々を通して立憲4党へ申し入れに行ってきました。
お渡ししたのは、東京8区、候補予定者と交わした共通公約、そして統一候補擁立のための申し入れ書です。@杉並のポスターも見ていただくことができました。
どの立憲野党4党も候補の統一に前向きであることが確認できました。またそれぞれの党に選挙協力をしていただくこともお願いしてきました。返答が来るのを待っているところです。
今回は2月の総選挙を睨んでの訪問でしたが、秋以降まで衆議院選挙が伸びるとも言われています。立憲野党が市民と共に選挙協力をして、今の政権に対抗していくという想いを互いに共有し、そして強固なものにすることで東京8区の勝利が一歩ずつ近づきます。
訪問を終えてなお、政党と市民の接点を絶やすことなく活動していく必要を感じました。
[立憲野党名] 代表 [政党代表者名] 殿
東京8区で安倍政権に対抗する統一候補を求める要望書
2017年1月6日(金)
自由と平和のために行動する議員と市民の会@杉並
http://at.suginami.link/
(詳細連絡先は、略)
野党共闘をより確かなものにするために、日々ご尽力されていることに心から敬意を表します。私たちは、安倍政権に対抗する東京8区(杉並区)の統一候補の擁立を求めるために、超党派の杉並区議会議員17名と市民により「自由と平和のために行動する議員と市民の会@杉並」を1年前に結成しました。賛同者は現在約500人にのぼっています。
「自由と平和のために行動する議員と市民の会@杉並」は、候補予定者を交えて、全4回の円卓会議を開催し、多くの市民と丁寧に議論を重ねてきました。
杉並区では7回連続で石原伸晃氏が当選していますが、その得票率が5割を超えたのは2回に過ぎず、野党候補の一本化は一度も実現していません。つまり、一騎打ちで臨めば勝てる可能性が大きな選挙区だと考えています。
第4回の円卓会議では参加者に「あなたが考える統一候補者像」「統一候補を擁立するための意見」「政党間協議で尊重して欲しいこと」についてのアンケートを行いました。石原氏に勝利するために統一候補の実現を切望する市民の声に耳を傾けていただきたいと思います。速やかに野党間協議入り、東京8区の野党統一候補を早期に決定し、発表していただきますよう、強く要望いたします。
8区の候補予定者は次の3者です(氏名50音順)。
〇 共産党・おさない史子さん
〇 無所属・円 より子さん
〇 民進党・吉田 はるみさん
東京8区の野党統一候補が決定され次第、私たちは石原氏に勝利するために、野党間での選挙協力の元、全力をあげて戦う所存です。どうか、ご検討をよろしくお願い申し上げます。
◆社会民主党(社民党)
時刻:13:30から
面談場所:社民党東京都連合(東中野)
面談相手:東京都連合代表・世田谷区議会議員 羽田圭二さん
◆日本共産党(共産党)
時刻:14:30から
面談場所:日本共産党中央委員会(代々木)
面談相手:常任幹部会員・書記局員 水谷定男さん
選挙対策局次長 吉田秀樹さん
◆民進党
時刻:15:30から
面談場所:民進党本部(永田町)
面談相手:事務局長役員室・選挙対策委員会・企画広報局 秋元雅人さん
選挙対策委員会 副部長 大村一郎さん
東京都総支部連合会 事務局長 金井塚誠さん
◆自由党
時刻:17:30から
面談場所:自由党東京都総支部連合会(小平市)
面談相手:東京都総支部連合会 会長・元衆議院議員 渡辺浩一郎さん
社民党
統一候補擁立への道筋はそういったやり方で市民とともに声をあげていくことが重要になると思う。
共産党
市民連合の取り組みが民進党の力となっている。市民連合の提案に賛成の表明をしているのだから次に進まなくてはならない。民進党も脱皮しなくてはならないだろう。共産党は参院選で32のうち31を下ろしたが衆院選では全てが小選挙区で参院選と同じというわけにはいかない。この指とまれということでは、本当の意味での力は発揮されない。市民が次々と声をあげたことが新潟の勝利につながった。全国的な政策の一致とお互い尊重をしながら対等の立場で共闘を進めることが必要だ。市民がこういう声をあげていくということが大事である。
民進党
選挙では杉並だけということではなく、全体でどう勝つか、ベストよりベターな選択を狙う。統一候補擁立は、全国での組み合わせでまとめていくことなので杉並だけではなく、いろいろな調整や判断で話し合っていく。話し合いの中身自体を透明性を持って、ということは、人物評価をオープンにすることでもあり、全部をつまびらかにオープンにするということは難しい。透明性に関しては今までやってきたお互いの立場、プロセスを大事にして、さらに工夫して具体的なものも考えていきたい。市民連合との調整は進んでおり、共通の政策が発表される運びである。
自由党
市民団体と政党で候補者を立てることができるか、どうやって候補者を絞っていくか、それが今後の課題となるだろう。また、民進党が他党の立候補者をどのように応援するのかしないのかそれも課題である。
参加者の感想
◆Aさんの感想
4野党が、統一候補の擁立においては理解を得ている事が確認できた。あとはどう4野党が話し合いの機会を持っていくかにかかっている。互いに尊重しあい話を進めるということが肝心であり、市民もそのバックアップが必要だ。それぞれの党から、申し入れに対する回答を待ち、さらに政党間の選挙協力までしっかりとお願いできるように市民と政党も信頼関係を深めていくことも必要であろう。市民連合が4野党と政策協定の話に入っているようなので、その動きにも注視したい。女性ばかりの立憲野党めぐりは、ロビイングが初体験の私にとって楽しかったと言葉にすると軽いのであるが、刺激的でなおかつ貴重な体験だった。
◆Bさんの感想
昨年の参院選から始まった立憲野党の共闘は政党にとっても初めての経験だから、手探りでお互いに様子をうかがっている状況が見てとれた。
私が行った社民・共産・民進の中で共闘にもっとも積極的なのは共産で、腰が引けてるのは民進党。民進の腰が引けているのは2月総選挙が遠のき、ほとんどの選挙区で自党が統一候補になれるだろうという自信、そして党内の意見さえまとまりにくい体質のためだろう。
私が疑問に思ったのは例えば東京25選挙区の内、12区と20区だけ共産で、あとは民進では真の野党共闘ではない、不公平ではないか?自由や社民はモチベーションを保てるのか?ということ。
自由と社民も少なくとも各1つの選挙区で統一候補を立てることができ、共産も5選挙区程度は必要だろう。
今回のロビイングが私たちの事前の打ち合わせができてなくて上手くなかったが、今後のロビイングは主に民進党への叱咤激励が重要な目的になるだろう…という予感がしています。
◆Cさんの感想」
どの党も衆議院選挙では初めての共闘に手探り状態という印象です。共産党は、一昨年9月の安保法制強行成立後にいち早く「安保法制廃止」の政治目標を呼びかけた立場から、市民が野党に共闘を呼びかけることにきちんと対応されていました。社民党、民進党、自由党それぞれに今回の市民の要請を受け止めてくれました。要請の後で席を立ちながら、民進党のひとりの方が都知事選に触れて「きつかった~」と本音(?)を発していたのが印象的でした。野党共闘に本気で向き合うために、乗り越えなければならない壁があるのでしょう。
◆Dさんの感想
1月6日(金)、自由とは平和のために行動する議員と市民の会@杉並は、東京8区(杉並)の石原伸晃氏に勝利するために、野党候補者1本化に向けて、速やかに政党間協議に入ってください。という要望書を持って、野党4党を訪問しました。野党間協議では、市民の要望を視野に入れて、できる限り透明性を担保して進めてほしい旨も、合わせて伝えてきました。
どの政党も、野党共闘の必要性は共有できているけれど、多少の温度差があることも感じました。とにかく、いつ選挙になっても大丈夫なように準備をしていこうということで共感しあえました。
初めてのことですから、行ったり来たりとぎくしゃくは、何度もあるだろうけれども、少しずつみんなで変わっていって、ゆずりあってと..共闘への覚悟のほどは伝わってきました。......
市民団体が後押しし、接着剤になることが重要だということを、改めてく認識しました。