立憲野党の両党間で東京8区の統一候補を公示ぎりぎりまで調整してもらうことを求めて、@杉並が主催した「自由と平和のための大集会」(10月8日)の参加者がアンケート用紙に書いてくださった立憲野党の統一候補を望む声をまとめたものを携えて、立憲民主党と日本共産党に告示前日の最終段階の申し入れを行いました。
◆集合◆ 2017年10月8日 9:00 新中野駅4番出口
◆申し入れ先◆ 立憲民主党、日本共産党
【9:15ごろ 立憲民主党の重鎮、長妻昭(東京7区)の事務所】
立憲民主党長妻昭秘書関口健太郎
「要望と皆さんのお気持ちはよく分かりました。長妻に伝えます。
個人的には、高円寺在住なのでみなさんの活動のことは知ってはいます。」
参加者から
- 昨日、日本共産党の地元担当者から「すでにボールは、共産党から立憲民主党に投げられている」と報告があった。短い時間しか残っていないが、立憲民主党はこのボールをちゃんと受け取って、日本共産党と協議してください。
- 2年前から継続している私たちの市民活動の経緯や、原水禁運動の発祥の地である杉並の市民活動の力を分断しないでください。
【10:00ごろ 日本共産党 総選挙対策本部】
日本共産党中央委員会 選挙対策局 次長 小松崎 久仁夫
全国289選挙区の68選挙区で、東京都では25選挙区の8選挙区で共産党の候補者を降ろしました。これが限界です。残り17選挙区では候補者を出します。
共産党は比例区での躍進を望んでいますが、選挙区でこれ以上降ろすと街宣車の台数を減らさなければなりません。これは選挙制度の制約の為です。比例区でも勝たなければいけないので、これ以上は難しいのです。
明日が公示日であるのに関わらず、こうして皆さんが最後の最後まで要望に来られた熱意は上に伝えます。どうして東京8区が…という思いがおありでしょうが、各地域の事情を汲み取って統一候補者を決められる状況ではありませんでした。
19区の小平、国分寺の方もみなさんと同じ様にいらっしゃいました。
民進党が実質解体して、時間がない中で枝野さんが立憲民主党を立ち上げたのは素晴らしいことですが、出来たばかりの政党でいわゆる組織がないため、話し合いはトップ同士でやるしかない状況でした。民進党のままであったら、結果はまた違っていたかもしれません。
立憲民主党と共産党の間で一本化した選挙区は、協議して決めたわけではなく、共産党が一方的に候補者を降ろしたのです。
どうかこのことを理解していただきたい。
参加者から
- @杉並は老若男女で活動している他に類を見ない会。一本化に向けて2年半に渡り活動してきました。公示日前日に難しいと分かりながら最後まで諦めきれずに失礼を承知で訪問いたしました。
- 共産党さんが全国で候補者を降ろして野党統一候補を作って下さっている事は、私達も分かっています。
また、明日が公示日で難しい状況も十分理解していますが、それでも私たちの声を聞いて欲しくて伺いました。 - 集会でも「なぜ一本化ができないのか」との厳しい声があり、昨日の街宣でも「一本化の結果がどうなったか」と何人もの賛同者から聞かれました。
- 候補予定者のおさない史子さんと吉田はるみさんは、市民と10項目の共通公約に合意し、どちらかに統一したらもう片方が応援するという合意もしました。
この2年間、私たちは共産党の議員、民進党の議員とともに石原伸晃打倒のために活動して来たことが政党の都合で反故にされたことには不信感を持たずにはいられません。
この事は今後安倍政権、改憲勢力と対峙するための杉並での運動を減速させるのではと危惧しています。 - 全国的にも同じ様な地区があり、ダメージを受けることを心配しています。
【長妻事務所から日本共産党本部へ 新宿駅】